【恋愛考察05】
あなたに好きな人がいたとして。その人は他の誰かを見ている。恋人も含めて。
切なくも現状は片思い。
そんな状況でとるべき行動について考えてみましょう。
大まかにはとてもシンプルです。
戦うか、退くか
戦うか、退くか。2択です。
傷つくことを恐れず、1度や2度相手にされなかったりそっけない素振りを見せられても
好きならめげずに受け入れられるまで戦う。
略奪愛の場合も基本的には同じことです。
これが1つ目です。
もう一方は、退く。
諦める。他の人に目を向けてみる。ということになります。
これが二つ目の選択肢。
とまあ、誰かに相談されたら僕なら上の2択でどちらかを選ぶようにアドバイスをします。
だけど実際にはもう1つ選択肢がありますね。
そう。“友達”です。
たぶんここを選ぶことが多いのではないかと思います。
僕の場合個人的にこの選択肢を取ることはないし、誰かに勧めることもないんですけどね。
ひとつずつ見ていきましょう。
戦うならとるべき行動
戦う。
ちょっと物々しい言い方ですね。
取るべき行動はシンプルです。順番に見ていきます。
相手に伝える
まずはここから。相手にあなたの好意を伝えるところから戦いが始まります。
あなたと相手とのその時点での関係によって変わるので、
どのように伝えるかは一概には言えないところがあります。
その点を無視するなら、明確に、誤解を与えないように伝えましょう。
「好きだ」ということ「付き合いたいと思っている」ということ
それが「本気だ」ということを適当に流されることなく、
1度ちゃんと受け取ってもらわないことにはそもそも戦いにならないです。
あなたがその人のことを好きなんだと、ちゃんと相手に認識してもらいましょう。
注意すべきことは次の2点。
後戻りできない
戦いの時期は見極めが重要
あなたと相手との関係はあなたのアクションによってどうしても変化します。
そしてそれまでの関係には後戻りできないことがあると覚悟してください。
何も変わらなかった、という方。安心している場合ではありません。それは
相手が何も聞かなかったことにしてくれた結果です。つまり静かにフラれたということです。
もうひとつ。いつ伝えるかはとても重要です。
相手も誰かに片思い中だとしても、あなた以外の誰かと付き合っていたとしても
相手の気持ちがあなた以外の方向へ盛り上がっている最中に行動を起こすのはNGです。
それ、負けるに決まってます。
ですが、ちょっと気持ちが落ち着いているとき、ギクシャクしているとき。
なんならうまくいってなさそうなとき。
こういうタイミングでぶつかっていく方がうまくいきます。
もうひとつ。
略奪愛だった場合は言うまでもありませんが、第三者から見たら
あなたは悪者の側からスタートします。それは覚悟しなければいけませんね。
でもちゃんと付き合えた後にどれだけ誠実に振る舞えるかでその後の評価、
特に周囲からの評価なんて変わるので、深刻になりすぎる必要もありません。
ライバル(相手の好きな人/交際相手)とは直接対峙しない
話がこじれるだけです。
あなたと好きな人との関係がどれくらいまで育っていたとしても、
そのためにあなたがどれだけ頑張ってきたとしても
ライバル(相手の好きな人/交際相手)とあなたが直接やりとりすることには
何のメリットも意味もありません。
それに少し厳しい言い方をするなら、自分で好きになった人を見くびりすぎです。
どのような決断になろうとも、決めるのはあなたでもライバルでもなく
相手自身でなければダメです。
退くなら潔く、あっさりと
退く。ということは諦めるということです。
これは決して悪いことではありません。他の人に目を向けるのも良いと思います。
具体的に何をすればいいでしょうか?
環境を変える
可能な人は好きな人と自分を結ぶもの、たとえば共通のコミュニティから離れてみてください。
また、新しい出会いを増やせるようバイトを変えてみるとか。(社会人であればこの選択は難しいですね。ごめんなさい)
とにかく単純に相手と接触する機会と時間を減らしてください。
誰かへの想いを断ち切る古典的な方法は時間に委ねるか、環境を変えるか。
退くときには環境の側を意識した行動を具体的に取ることが大切です。
“友達”というポジション
一時撤退
すぐに付き合うのは無理そう。だけど諦めきれない。だから今は身を引いて
チャンスを待つ。
意外と多いのではないでしょうか。この“友達”という絶妙なポジションを選ぶ方。
ポイントを簡潔に伝えるならこうです。
相手から信頼される存在でいること
相手にとって安心できる存在になることを目指してください。
あなたがもし、いつか付き合えたらなと思っているなら
ここでNGなのは2つ。
好きだという気持ちを前面に出すこと
相手に「家族みたい」と言われること
相手に対して友達以上の感情を見せすぎるのはNGです。相手の負担になります。
もちろん、ある程度までは見て見ぬふりをしてくれるでしょう。
あなたのことを友達として大切に思ってくれていればそうなります。
だけどそれに甘えても、あなたの願う「いつか」は来ません。
「家族みたい」というのはたとえです。要は警戒することなく安心できるという意味ですが
恋人候補としてのラインは保ちたいところです。だから正確には
安心してもらいたいけれど、家族と同じように思われるのも少し都合が悪いですね。
“友達”というポジションのすごいところ
この“友達”というポジションのすごいところは
恋人とはまた違った形で相手にとって特別な存在になる可能性を残し続けるところにあります。
好きだけど、付き合いたいとかそういうんじゃなくて。
ずっとお互いを大事に思えればそれで良い。
これです!!
恋愛対象として気を遣ったり警戒したりすることなく心を許せる存在。
しかも場合によっては将来的に恋人になっても嫌な気はしない人。
片思いの相手を諦めつつ、だけど100%諦めたわけでもない。
そしてこれから先もそばにいられる。信頼し合える。
好きな人の“友達”になる選択は、恋人候補ではないことを認めることです。
だけどハイブリッド的に関係を保ち、未来へ可能性を残すという面では
ある意味最強の選択肢でもあります。
まとめ
誰と誰がうまくいくのか。あなたにとって最良のパートナーは誰なのか。
それは僕にはわかりません。
だけどあなたには幸せになってほしい。だから今考えられる3つの選択肢を提示してみました。
どの選択にも長短あります。
気持ちを強く持って、後悔のない道を選んでください。