【恋愛考察11】
《浮気の解剖学》シリーズ01
浮気はダメ!!してはいけないもの。誰もがわかっていることでしょう。
同時に決してなくならないであろうものが浮気です。
「なぜ浮気してはいけないの?」
「どこからが浮気?」
浮気に関するトピックは飲み会でも盛り上がる定番の話題でもありますね。
そんな浮気を《浮気の解剖学》というシリーズとして深掘りしてみたいと思います。
まずは第1回ー整理編です。
浮気って何?なぜいけないの?という疑問にフォーカスしたいと思います。
《浮気の解剖学》シリーズ
02. どんな時に浮気に走る?(感情編)
05. 浮気しないために何をすればいい?(セルフコントロール編)
浮気の定義
“どこからが浮気になる?” “ここまではセーフだよね”
浮気は人によって、状況によってさまざまにその境界線が揺れるもの。
“どこからが浮気か”という問いかけに不変の正解はないだろうと思います。
ですからここで「これが正解だよ」と提示するわけでもありません。
ただし共通理解は欲しい。そこで本サイトでのラインを明確にしてみたいと思います。
浮気の定義づけです。本サイトでは
浮気=肉体関係をもった(セックスをした)状態
と定義します。
性器の接触はもちろん、オーラルセックスだけでも肉体関係を持ったことになる、
という理解で話を進めます。
正確を期すなら、手を繋いでもキスをしても性的な関係と捉えるべきだし、
(参考:【恋愛考察08】「性的同意」について考えてみる。お互いに尊重し合った関係のために)
もっと言えば、気持ちが揺れた時点で浮気と言えなくもないです。
キリのない問題であることは間違いないと思います。
上に提示した定義が多少なりとも便宜的であることをご了承ください。
なぜ浮気をしてはいけないのか?
なぜ浮気がNGとなるのか?
これは婚姻関係の有無、つまり結婚しているか未婚の関係かで
捉え方が変わる部分があります。(やっていることは同じです。)
婚姻関係がある場合と未婚同士の場合とそれぞれ見てみましょう。
婚姻関係における浮気
日本で婚姻に関しての決まりは「民法」という法律に記載されています。
民法では
“配偶者に不貞な行為があったとき”
に離婚することができるという条文があります。
(「民法」770条/ 参考:民法|e-Gov法令検索)
「不貞な行為」=他の人とのセックス
という意味ですから、結婚している人が浮気をすると(つまり不倫ですね)
法律に違反したとみなされるということは知っておいてもいいかもしれません。
結婚するということ
結婚は日本では多くの場合まだ異性間でしか認められていません。
肉体関係にフォーカスすれば
結婚する=あなた以外の異性とセックスしません
という契約を結ぶことです。それに反しても“犯罪”とは言えませんが、
慰謝料などそれなりの代償は覚悟しなければなりませんね。
未婚同士で浮気
未婚同士の関係でも浮気が許されない理由を考えてみましょう。
いくつかあると思いますが、最も強力なのは
1対1の関係が基本だと文化・共通認識の中で生きているから
という点でしょう。
未婚同士であっても浮気が咎められるのは
社会で共有するルールの範疇として交際は1対1だということを
暗黙のうちに私たちが受け入れているからです。
だから特定の相手と交際せず、その時々でいろいろな相手と関係を結ぶ人は
“遊び人”だとか“軽い”と言われ、周囲は基本的な1対1の関係の外にいるような
認識をするようになります。
未婚同士なら複数人と関係を持てるか
婚姻関係がありながら浮気をするのがNGな理由、
未婚同士の関係でも浮気をしてはいけない理由それぞれ見てきました。
どちらにせよダメなんですが、
未婚同士ならお互いに複数人と関係を持ってもよさそう
という可能性を否定してみましょう。
関わる人すべて、つまりあなたとあなたの恋人Aさん、もう1人の恋人Bさん、
さらには恋人Aさんの恋人Cさん...というようにあなたを取り巻く恋愛関係の
当事者全員がお互いに複数人との関係を認め合った場合です。
当事者すべてが完全に合意していればOKか?
1対1の恋愛で浮気と言われる状態もこれならOKとなりそうですよね。
なんですが、そんなことが実際にあり得るでしょうか。
理屈の上では可能性があるというだけで、現実にそんな恋愛関係が
うまくいっている例を見たことがありますか?
僕はこのサイトを訪れてくれたあなたに幸せになってほしいと思っています。
だから、そのときはどうにかなっても先々破綻する予感しかしない
このような恋愛をあなたにしてほしくないです。
まとめ
恋人がいるのに、結婚してるけど。
他の誰かに惹かれてしまうことがある。
これは否定しません。人としての自然な感情の範疇だと思っています。
今回は「浮気って?」という疑問をスタートにしてその枠組みを見てみました。
ですが本当にあなたに知っておいてほしいのは、制度のことでも法律上の解釈でもありません。
浮気をして一瞬満たされたとしても、された側は想像を絶するショックを受けるということです。
あなたがされた側でも同じです。そんなふうに傷ついてほしくありません。
恋愛にはすごい力や可能性がある一方で、そこには危うい側面もあるんだということを
感じていただければ幸いです。
《浮気の解剖学》シリーズ
02. どんな時に浮気に走る?(感情編)
05. 浮気しないために何をすればいい?(セルフコントロール編)
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